溺愛CEOといきなり新婚生活!?

「九月二十日は、俺たちの結婚記念日にしようよ」
「だって……平日だし」
「まだ付き合って一ヶ月だし?」
「あ、でも知り合ってからは四か月ですね」

 隙を突いて再びキスを始めた俺に、彼女は笑ってくれた。


 君の笑顔が好きなんだよ。
 作ってくれる料理も、朝の眠そうな顔も、ちょっと不機嫌な時も。
 もしかしたら俺よりもヤキモチ焼きな、一途なところも。



 燻りの小さな火が燃えあがって、箍が外れていく。


 小さく漏らす甘い声を聞き逃すことなく、彼女をこの手で精一杯かわいがって。

 ひとつになる直前、彼女を抱きしめてから、深く深く愛を交わしあった。


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