溺愛CEOといきなり新婚生活!?
翌朝、目が覚めて、いつの間にか寝てしまっていたと気付く。
ベッドに横になったまま、掛け布団をかけずに眠っていたからだ。携帯で時間を確認すると、書いている途中の日記が表示された。
数日前から、名前を出さなければ大丈夫だろうと思い、雅哉さんとのことを書くようになった。日記に書くと頭と心の整理がつくような気もしたし、ここのところ色々とありすぎて書かずにはいられなかった。
まだ七時半。せっかくの土曜だけど、もう少しだけゆっくりしたくて、タオルケットに潜って瞼を下ろした。
「――おはよう」
「っ!!……おはよう、ございます」
どのくらい眠っていたのかわからないけれど、気配でふと目を覚ますと、目の前で私の寝顔を見つめていたであろう永井さんが微笑んでいた。
「今日は何の日か覚えてる?」
「何の日……あっ、デート!! すみません、急いで支度します」
「大丈夫だよ、まだ十時だし」
時間を聞いてさらに慌てた私は、謝りながらも永井さんを部屋から押し出して着替えを済ませ、身支度を整えた。