溺愛CEOといきなり新婚生活!?

 ゆっくりと車が走り出し、十分ほどすると、オーガニック食材も売っているスーパーに着いた。


「何か食べ物を買いに来たんですか?」
「そうそう。たまにはインドアデートでもいかが?」
「……おうちデートってことですか?」

 デートと言えば出かけるイメージがついているのは、この二年雅哉さんとの時間がそうだったからかもしれない。
 永井さんが雅哉さんに言わなくていいと、昨夜言っていたのはこういうことだったのかと納得した。


「一緒に料理して、のんびり映画を見たり、色々話してゆっくりしよう」
「はい」

 カゴを載せたカートを彼が押して歩けば、他の女性客がみんな彼を見て頬を染めている。
 何を食べたいか話していると、まるで本当に付き合っているような感覚になるから不思議だった。


< 92 / 378 >

この作品をシェア

pagetop