溺愛CEOといきなり新婚生活!?
「俺だって妬いたりするんだよ。こんなに近くにいるのに、なかなか手に入らないから必死になる」
永井さんの告白はいつも不意で、その言葉はストレートで……雅哉さんが作った私の心の隙間にいとも簡単に入り込んでくる。
だから、すごく困るの。雅哉さんしか見ていないのに、永井さんが私の手を引いているようで……。
永井さんの胸元に頬を寄せたままで想いを聞いても、何も答えられない。
私に雅哉さんがいると知っても伝えてくる真摯な想いに見合う言葉が、まだ見つけられないから。
「そんなに、小泉先輩が好き?」
「はい」
何度聞かれても、この想いに変わりはない。
間髪入れずに答えると、永井さんは私を解放した。
「俺も、それ以上に花澄が好きだよ」
私は雅哉さんしか見ていないのに、それでも永井さんは揺らがずに私を想ってくれている。
時々顔を出す弱気な自分は、永井さんの優しさに甘えたくなってしまう。