一夜の。


日付が変わった時 社長室のドアが開いた。


「なんで、帰ってないの?」

社長はかなり驚いている。


「仕事が残っていましたので。」


「それ。明日の分だよね?」

私のついた嘘は一瞬でバレてしまう。


「……。」


「はぁ。終電ないでしょ。送るから車乗ってて。」


車のキーを手渡され、パソコンの電源は落とされた。


嘘までついて 遅くまで残ったのに 言いたい事がなかなか言えない。



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