一夜の。


「はい。私は秘書ですので 社長のサポートもしなくてはなりませんから。」


「社長のサポートって、夜の方も?」

俺が冗談っぽく笑えば


有馬ちゃんは顔を一瞬で真っ赤に染めた。



「もういいです。社長お一人で残業頑張ってください。」


そんな事言っても有馬ちゃんは俺に甘い。

だって、溜まってるはずの通常業務はもっと多いはず。

それなのに 半分は有馬ちゃんが自分で片付けてくれたのだろう。


「有馬ちゃん。コーヒーお願いしていい?」


「はい。いれてまいります。」


有馬ちゃんが部屋を出たあと

ふと呟いた。




「俺勘違いじゃないよね?今度こそ。」





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