一夜の。


「うん。待つけど、

俺 自分に嘘はつけないタイプだからさ
言っちゃうかも。

好きって。」


本当に有馬ちゃんの事が好きだから。

愛を伝えるくらいさせてよね。


「…場所は考えてくださいね。」


「うん。

仕事に支障が出ないように頑張るからさ…キスしてい?」


背を向けたまま、有馬ちゃんは

顔を俺の方に向けてくれる。


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