カノジョの彼の、冷めたキス


羨ましいな。

自分の中にはっきりとそんな気持ちが渦巻いているのがわかって、ひやりとする。

何考えてるんだろう。

あたしは小さくため息をつくと、渡瀬くんに渡されたコピー用紙を見ながらしなければいけない仕事をひとつずつ片付けることにした。
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