秘密の恋 〜社長に恋して〜
ゆっくりと満たされた気持ちで朝目覚めて、隣の瑞穂を抱きしめようと横をみると、冷たくなったシーツ。

え?

昨日、意識を失うように眠ってしまった瑞穂に、俺の気持ちをつたえるとはできず、起きてからでいいかと思った自分を呪った。

こういう女じゃないか。
わかっていたのに。

「クソっ!」
ついでた言葉も、むなしく部屋に響いただけだった。
なんで、昨日きちんと瑞穂だとわかって抱いたことをつたえなかったんだ。
そうしたらこんな気持ちになることもなかったのに。

瑞穂は今、どんな思いでいるのかを推し測った。

素直になれない自分に嫌気がさした。
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