秘密の恋 〜社長に恋して〜
どうやって瑞穂に思いをつたえるか悩んでいると、またいつも通りの月曜がきてしまった。

自分の部屋なのに、ドアを開けることを緊張している自分に気づいた。

大きく息を吐いて扉を開けると、いつも通りにこやかに微笑む瑞穂がいた。

「今日はご機嫌がよろしくないんですね?」
当たり前だろ?
お前が逃げたから……。
そんな事を言えるはずもなく、また思ってもいない事が口から出てしまった。

「ああ、金曜日がハズレだったから」

「そうですか」

そっけなく言われて、瑞穂の気持ちがわからなくなる。

でも、少し唇をかんで何か耐えるような表情の瑞穂を見て、今行った自分の言葉を思いっきり後悔した。

なんで俺は……。

こんなにこじらせてしまったのは、俺のせいだという事は解っていた。
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