華麗なる最高指揮官の甘やか婚約事情
その後ろから、腰にエプロンを巻き、ロングスカートを履いたショートカットの女の子がやってきた。年は私と同じくらいだろうか。
食材が入っているらしき籠を腕にかけている彼女も、同じように目を見開いて男の子の腕に掴まる。
「えぇっ、セイディーレ様のラブシーン……!!」
興奮気味の声を聞いて一気に恥ずかしくなった私は、ぼっと顔に火がついたように熱くなった。
わぁぁ~見られちゃったけど! いいんですか、閣下!?
ひとりあたふたする私を、セイディーレは何事もなかったかのように解放した。
それでも、私の腰は抱いたまま、片方の手にはティルクの綱を持って、ふたりがいるほうへと歩きだす。
彼が触れている密着感にどぎまぎしながらついていくと、男の子が私のことを気にしつつぎこちない笑顔で言う。
「め、珍しいですね、閣下がこんな時間にやってくるなんて」
「緊急事態が発生してな」
どうやら知り合いらしい男の子に、セイディーレがざっくり告げた。
すると、ボーイッシュでありながらも可愛い顔立ちの女の子が、はっとしたように口元に手を当てる。
食材が入っているらしき籠を腕にかけている彼女も、同じように目を見開いて男の子の腕に掴まる。
「えぇっ、セイディーレ様のラブシーン……!!」
興奮気味の声を聞いて一気に恥ずかしくなった私は、ぼっと顔に火がついたように熱くなった。
わぁぁ~見られちゃったけど! いいんですか、閣下!?
ひとりあたふたする私を、セイディーレは何事もなかったかのように解放した。
それでも、私の腰は抱いたまま、片方の手にはティルクの綱を持って、ふたりがいるほうへと歩きだす。
彼が触れている密着感にどぎまぎしながらついていくと、男の子が私のことを気にしつつぎこちない笑顔で言う。
「め、珍しいですね、閣下がこんな時間にやってくるなんて」
「緊急事態が発生してな」
どうやら知り合いらしい男の子に、セイディーレがざっくり告げた。
すると、ボーイッシュでありながらも可愛い顔立ちの女の子が、はっとしたように口元に手を当てる。