華麗なる最高指揮官の甘やか婚約事情
口元に手を当て、あからさまに驚く私を見て、マジーさんはおかしそうに笑いながら続ける。
「あいつは特殊でね。騎士として部下に指令を出したり、王族を守ったりするだけじゃなくて、自警団を纏める役割を国王直々に任命されてる。
つまり、罪人を捕まえて裁くこともできるし、魔物退治も行う、この国の治安を守るリーダーってとこかな」
彼の話を、私はぽかんと口を開けたまま聞いていた。
ハーメイデンでは、事件や市民の間で揉め事が起こったときは、自警団と呼ばれる団体が罪人を捕まえたり、当事者を領主のもとへ連れて行き、そこで裁いてもらうというシステムになっている。
クラマインでも同じようなものだろうけれど、セイディーレはその全体を取り仕切る権限を持っているということだ。すごすぎる。
「だから、あいつは侯爵と同等の地位にあたるんだよ。二十五歳の若さでそこまでのし上がってるんだから、エリート中のエリートさ」
「すごい……!」
王位を除いて、一番上になる階級が公爵であり、その次が侯爵。セイディーレは騎士でありながら、上級貴族と同等の存在らしい。
そんな人、ハーメイデンにいるかしら。セアリエだって、そこまでの権限はないはず。
「あいつは特殊でね。騎士として部下に指令を出したり、王族を守ったりするだけじゃなくて、自警団を纏める役割を国王直々に任命されてる。
つまり、罪人を捕まえて裁くこともできるし、魔物退治も行う、この国の治安を守るリーダーってとこかな」
彼の話を、私はぽかんと口を開けたまま聞いていた。
ハーメイデンでは、事件や市民の間で揉め事が起こったときは、自警団と呼ばれる団体が罪人を捕まえたり、当事者を領主のもとへ連れて行き、そこで裁いてもらうというシステムになっている。
クラマインでも同じようなものだろうけれど、セイディーレはその全体を取り仕切る権限を持っているということだ。すごすぎる。
「だから、あいつは侯爵と同等の地位にあたるんだよ。二十五歳の若さでそこまでのし上がってるんだから、エリート中のエリートさ」
「すごい……!」
王位を除いて、一番上になる階級が公爵であり、その次が侯爵。セイディーレは騎士でありながら、上級貴族と同等の存在らしい。
そんな人、ハーメイデンにいるかしら。セアリエだって、そこまでの権限はないはず。