華麗なる最高指揮官の甘やか婚約事情
ふわっと身体が傾き、背中からベッドに倒れる。痛くはないその衝撃で閉じた目を開けば、私に覆い被さるセイディーレの姿が飛び込んできた。
な、なに? なんで私、押し倒されてるの?
「……買い被りすぎだ」
低い声が聞こえると同時に、頭の上で両手を縛るようにシーツに縫いつけられる。拘束され、身体ごと征服されるみたいな感覚に、ゾクリとした。
ドクドクと心臓が暴れ始めるのを感じていると、目の前の唇から冷え切った声が紡がれる。
「リルーナ、今の俺はどう見える? お前を喰おうとしてた、さっきの魔物と同じだろ」
私はきゅっと眉根を寄せる。
どうして、そんなに自嘲的なことを言うの? セイディーレと魔物なんて、比べものにならないよ。
これからどうなるのか、なにを考えているのかわからなくて不安だけど、あなたはきっと、私を傷つけるようなことはしないでしょう?
キッと力強い瞳で彼を見つめ返し、ぷるぷると首を横に振る。
「同じなんかじゃないわ。だって──っ」
だって、セイディーレは悪い人じゃないんだから。
そう言おうとした瞬間、スカートが捲られるのがわかって、ギョッとした。
な、なに? なんで私、押し倒されてるの?
「……買い被りすぎだ」
低い声が聞こえると同時に、頭の上で両手を縛るようにシーツに縫いつけられる。拘束され、身体ごと征服されるみたいな感覚に、ゾクリとした。
ドクドクと心臓が暴れ始めるのを感じていると、目の前の唇から冷え切った声が紡がれる。
「リルーナ、今の俺はどう見える? お前を喰おうとしてた、さっきの魔物と同じだろ」
私はきゅっと眉根を寄せる。
どうして、そんなに自嘲的なことを言うの? セイディーレと魔物なんて、比べものにならないよ。
これからどうなるのか、なにを考えているのかわからなくて不安だけど、あなたはきっと、私を傷つけるようなことはしないでしょう?
キッと力強い瞳で彼を見つめ返し、ぷるぷると首を横に振る。
「同じなんかじゃないわ。だって──っ」
だって、セイディーレは悪い人じゃないんだから。
そう言おうとした瞬間、スカートが捲られるのがわかって、ギョッとした。