華麗なる最高指揮官の甘やか婚約事情
その瞬間、大きく心臓が飛び跳ねる。私の時間だけが止まったような気がした。
セイディーレ……そっか、今日は近衛騎士を務めているのか。本当に会えちゃった……!
喜びとさらなる緊張で、苦しいくらいにドキドキする。
情けないことに、いざ彼を前にするとどうしたらいいかわからない。というか、皆がいるこの状況ではなにもできないけど!
彼を見つめたまま固まっていると、私の視界に興奮気味な女王様の笑顔が飛び込んできた。
「まぁリルーナ姫、ますますお綺麗になられて~!」
「あ、ありがとうございます……!」
クール美女のように見えて、実はテンション高めの殿下の迫力に驚きつつ笑う私の手を、彼女が両手で握る。その様子を、皆が微笑ましげに見ている。
彼女と一言二言会話をしながらも、私の意識はセイディーレのほうを向きっぱなしだ。当然、彼はなにも気にしていないような無表情だけれど。
再会の挨拶がひと段落したところで、ノルカーム陛下が「では、会議室へ参りましょうか」と、皆を促した。そして私に向き直ると、快くこんなことを言う。
「城内はどうぞご自由にご覧ください。むしろ見ていただきたい。私たちは、いずれ家族になるのですから」
セイディーレ……そっか、今日は近衛騎士を務めているのか。本当に会えちゃった……!
喜びとさらなる緊張で、苦しいくらいにドキドキする。
情けないことに、いざ彼を前にするとどうしたらいいかわからない。というか、皆がいるこの状況ではなにもできないけど!
彼を見つめたまま固まっていると、私の視界に興奮気味な女王様の笑顔が飛び込んできた。
「まぁリルーナ姫、ますますお綺麗になられて~!」
「あ、ありがとうございます……!」
クール美女のように見えて、実はテンション高めの殿下の迫力に驚きつつ笑う私の手を、彼女が両手で握る。その様子を、皆が微笑ましげに見ている。
彼女と一言二言会話をしながらも、私の意識はセイディーレのほうを向きっぱなしだ。当然、彼はなにも気にしていないような無表情だけれど。
再会の挨拶がひと段落したところで、ノルカーム陛下が「では、会議室へ参りましょうか」と、皆を促した。そして私に向き直ると、快くこんなことを言う。
「城内はどうぞご自由にご覧ください。むしろ見ていただきたい。私たちは、いずれ家族になるのですから」