副社長はウブな秘書を可愛がりたくてたまらない
「次は、俺が明日奈を連れていきたい場所があるんだ」
そういった彼は、私の手を優しく握る。
「連れていきたい場所、ですか?」
一体どこだろう……。
気になって見上げるけれど、無邪気な笑顔を浮かべた彼は自身の人差し指を口元に当てた。
「着くまでのお楽しみ」
教えてくれる様子のない彼に、私はどこか落ち着かずに口を尖らせる。
「もう少し、ここを散歩してから行こうか」
そんな私のことなどお構い無しに、彼は足を進めた。
当たり前のように手を引かれて、私はその大きな背中を見つめながら少し後ろを歩く。
繋がれた手から、この胸のざわめく鼓動が流れてしまわないだろうか。
そう思うと途端に恥ずかしくて堪らなくなるのに、今はこの温かさを手放す気にはなれなくて、私は包み込まれるように握られた手にそっと力を込めた。
「今日はいい天気だ」
青く澄んだ夏の空を見て、彼が呟く。
そうか。身体が熱いのも、きっとこの気候のせいだ。きっと……そうだ。
そういった彼は、私の手を優しく握る。
「連れていきたい場所、ですか?」
一体どこだろう……。
気になって見上げるけれど、無邪気な笑顔を浮かべた彼は自身の人差し指を口元に当てた。
「着くまでのお楽しみ」
教えてくれる様子のない彼に、私はどこか落ち着かずに口を尖らせる。
「もう少し、ここを散歩してから行こうか」
そんな私のことなどお構い無しに、彼は足を進めた。
当たり前のように手を引かれて、私はその大きな背中を見つめながら少し後ろを歩く。
繋がれた手から、この胸のざわめく鼓動が流れてしまわないだろうか。
そう思うと途端に恥ずかしくて堪らなくなるのに、今はこの温かさを手放す気にはなれなくて、私は包み込まれるように握られた手にそっと力を込めた。
「今日はいい天気だ」
青く澄んだ夏の空を見て、彼が呟く。
そうか。身体が熱いのも、きっとこの気候のせいだ。きっと……そうだ。