副社長はウブな秘書を可愛がりたくてたまらない
「とっても綺麗……」
たくさんの尾の長い赤い金魚が水の中を泳ぎ回る姿は、まるで流れるリボンのようだ。
緩やかに感動が吹き上げて、私は瞬きもせずに目の前に広がる景色を見つめる。
絵本の中の世界にいるみたいだ。
「あぁ、綺麗だ」
夢中で見惚れる私の隣で、彼が小さく呟く。
その淡い声を辿るように見上げると、彼はここにいる誰もが恍惚の表情を浮かべるこの素晴らしい景色ではなく、真っ直ぐに私を見つめていた。
視線が絡み合って、思い出したように湧いてくる羞恥心が胸を占める。
カッと頬に上る熱を悟られたくなくて俯くと、彼は私の顎に手を添えた。
否応なしに上を向かされて、強制的に視線が絡み合う。
「ふ、副社長……!」
震える声を上げると、金魚鉢に照らされ桃色に染まった彼の顔は、思わず息を呑むほど妖艶な笑みを浮かべていた。
「下を向いたら、勿体無い。こんなに綺麗なのに」
甘く囁いた彼は、私が金魚のように真っ赤にした顔を見て、満足気にその手を離す。
それは、ここのこと? それとも……。
急激に与えられた熱に目眩がして、私は顔を歪めた。
たくさんの尾の長い赤い金魚が水の中を泳ぎ回る姿は、まるで流れるリボンのようだ。
緩やかに感動が吹き上げて、私は瞬きもせずに目の前に広がる景色を見つめる。
絵本の中の世界にいるみたいだ。
「あぁ、綺麗だ」
夢中で見惚れる私の隣で、彼が小さく呟く。
その淡い声を辿るように見上げると、彼はここにいる誰もが恍惚の表情を浮かべるこの素晴らしい景色ではなく、真っ直ぐに私を見つめていた。
視線が絡み合って、思い出したように湧いてくる羞恥心が胸を占める。
カッと頬に上る熱を悟られたくなくて俯くと、彼は私の顎に手を添えた。
否応なしに上を向かされて、強制的に視線が絡み合う。
「ふ、副社長……!」
震える声を上げると、金魚鉢に照らされ桃色に染まった彼の顔は、思わず息を呑むほど妖艶な笑みを浮かべていた。
「下を向いたら、勿体無い。こんなに綺麗なのに」
甘く囁いた彼は、私が金魚のように真っ赤にした顔を見て、満足気にその手を離す。
それは、ここのこと? それとも……。
急激に与えられた熱に目眩がして、私は顔を歪めた。