副社長はウブな秘書を可愛がりたくてたまらない
「あぁ、一緒に帰ろうって言ってるつもりだったんだけど」
「えっ!? いや、だ、大丈夫です! 副社長も初出勤でお疲れでしょうし、それに私、今から新しい社宅への引越しがあるので……」
また送ってもらうわけにはいかない。そしてさらに、助けてもらったあの夜と彼が上司になった今じゃ全く状況が違うのだ。
顔の横で両手を振りながら狼狽えていると、彼は私を見て再び大きく噴き出した。
「だから、だ。いいから、一緒においで」
私の手を取り、歩き始める彼。
「ふ、副社長……!? ちょ、ちょっと待ってください!」
戸惑う私をよそに彼のすらりと長い脚は、迷うことなくビルの隣に構える社員専用駐車場へと進んでいった。
「どうぞ」
青のセダンタイプの車の前でようやく足を止めた彼は、ポケットから取り出したキーレスでロックを解除する。
解錠の音とともにハザードランプが点滅するのを困惑しながら見つめていた私は、エスコートされるままに助手席に乗せられてしまった。
どうしよう……結局断れなかったよ。
「えっ!? いや、だ、大丈夫です! 副社長も初出勤でお疲れでしょうし、それに私、今から新しい社宅への引越しがあるので……」
また送ってもらうわけにはいかない。そしてさらに、助けてもらったあの夜と彼が上司になった今じゃ全く状況が違うのだ。
顔の横で両手を振りながら狼狽えていると、彼は私を見て再び大きく噴き出した。
「だから、だ。いいから、一緒においで」
私の手を取り、歩き始める彼。
「ふ、副社長……!? ちょ、ちょっと待ってください!」
戸惑う私をよそに彼のすらりと長い脚は、迷うことなくビルの隣に構える社員専用駐車場へと進んでいった。
「どうぞ」
青のセダンタイプの車の前でようやく足を止めた彼は、ポケットから取り出したキーレスでロックを解除する。
解錠の音とともにハザードランプが点滅するのを困惑しながら見つめていた私は、エスコートされるままに助手席に乗せられてしまった。
どうしよう……結局断れなかったよ。