副社長はウブな秘書を可愛がりたくてたまらない
副社長に頼んで会社から五分ほど離れたコンビニの前で降ろしてもらった私は、彼が先に出社したのを確認すると時間差で副社長室へと入った。
「おはよう、望月さん」
先に机に向かい仕事を始めていた彼は、あたかも今初めて顔を合わせたかのように振る舞う。
しかしその顔に張り付いているのは、にっこりとわざとらしい笑顔。
「おはようございます……副社長」
誰にも見られているわけでもないのに、いたたまれなくて思わずギュッと目を閉じた。
きっと彼はまた私の反応を見て、この状況も楽しんでいるに違いない。
「今日の予定は?」
突然仕事モードの爽やかな笑みを浮かべる彼から視線を逸らし、慌ててカバンの中にあった手帳を開く。
「ほ、本日は、九時から副社長のご挨拶も兼ねた会議に参加、そのあと十一時半からオールド食品の田代様がお越しになられます。あとこちらは本日中にご確認していただきたい書類です」
昨日専務から預かった書類の入った封筒を差し出すと、彼は「確認しておく」とそれを受け取った。
「おはよう、望月さん」
先に机に向かい仕事を始めていた彼は、あたかも今初めて顔を合わせたかのように振る舞う。
しかしその顔に張り付いているのは、にっこりとわざとらしい笑顔。
「おはようございます……副社長」
誰にも見られているわけでもないのに、いたたまれなくて思わずギュッと目を閉じた。
きっと彼はまた私の反応を見て、この状況も楽しんでいるに違いない。
「今日の予定は?」
突然仕事モードの爽やかな笑みを浮かべる彼から視線を逸らし、慌ててカバンの中にあった手帳を開く。
「ほ、本日は、九時から副社長のご挨拶も兼ねた会議に参加、そのあと十一時半からオールド食品の田代様がお越しになられます。あとこちらは本日中にご確認していただきたい書類です」
昨日専務から預かった書類の入った封筒を差し出すと、彼は「確認しておく」とそれを受け取った。