副社長はウブな秘書を可愛がりたくてたまらない
「そうか、早いなぁ。それにしても五年会わない間に随分貫禄がついたんじゃないか? あいつに様子を聞いても、いつも元気でやってるだろうとしか言わないし」
「そういう人ですからね」
依然として苦い笑みを浮かべる彼の長い睫毛が、白い肌に影を落とす。
あいつ? 二人の共通の知り合いかな?
お茶を出しながらそんなことを思っていると、副社長と話を弾ませていたはずの田代社長と視線がぶつかった。
突然向けられた視線に心の中では驚きながらも、なんとか冷静を装い微笑みを浮かべて会釈をする。
「お話の途中に失礼致しました」
和菓子のお皿を置いて下がろうとするけれど、彼は細い糸目の目をさらに細くすると、徐にその口を開いた。
「迎えに来ていただいたときも思っていたけど、初めて見る顔だね」
胸が一度大きく跳ねて、緊張でトレーを持つ手が汗ばむ。
「そういう人ですからね」
依然として苦い笑みを浮かべる彼の長い睫毛が、白い肌に影を落とす。
あいつ? 二人の共通の知り合いかな?
お茶を出しながらそんなことを思っていると、副社長と話を弾ませていたはずの田代社長と視線がぶつかった。
突然向けられた視線に心の中では驚きながらも、なんとか冷静を装い微笑みを浮かべて会釈をする。
「お話の途中に失礼致しました」
和菓子のお皿を置いて下がろうとするけれど、彼は細い糸目の目をさらに細くすると、徐にその口を開いた。
「迎えに来ていただいたときも思っていたけど、初めて見る顔だね」
胸が一度大きく跳ねて、緊張でトレーを持つ手が汗ばむ。