fantasista 2
長い間抱きしめあい、キスをしあう。
戸崎の優しさに触れ、あたしの居場所はのこだと実感する。
いつの間にか孤独な気持ちも薄れていて、反対に幸せで満たされていた。
戸崎の優しさと温かさに、また涙が出そうになった。
「今日は泊まって、明日朝イチで送っていくな」
戸崎は申し訳なさそうに言う。
そんな戸崎にううんと首を振った。
「戸崎の実家なんて緊張しちゃうよ」
「誰もいねぇけどな」
戸崎はそう言って、冷蔵庫を開ける。
冷蔵庫の中にはびっしりとイチゴミルクが入っていて、思わず笑ってしまった。
「げぇ。やっぱりイチゴミルクしかねぇか」
戸崎はそうぼやいた後、あたしに告げる。
「俺の部屋に荷物置いてくるか?」
頷いてあたしは部屋を出た。