fantasista 2







美味しそうにご飯を食べながら、朝の情報番組を見る戸崎。

そこには珍しく、あの人が映っていた。





「この度、新曲をリリースしたFの皆さんです」




その言葉に、ダークスーツに身を包んだ四人が頭を下げる。




「いい歳のくせに何やってんだか」




戸崎がボヤく。

そんな四人の中央にいる人物、彼が戸崎の父親だ。

この前戸崎の家で会った時のようなほんわかオーラは全くなくて。

足を組んで、戸崎そっくりのクールな顔でこっちを見る。



< 199 / 390 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop