fantasista 2






顔を上げると、甘くてとろけるキスの嵐が降り注ぐ。

身体がびくんと飛び跳ねて、胸がきゅんきゅんとうるさくて、頭が真っ白になって。

立っていられないあたしに唇を付けたまま、柊はゆっくりベッドに押し倒す。

青いユニフォームを着た柊は、やっぱりかっこよくて。

その紅潮した頰と青いユニフォームにやられてしまう。

頭がおかしくなりそうなあたしは目を閉じるが……




「お前が言ったんだからな。

俺を見ろよ」




低く甘い声が心地よくて。

言われるままに目を開けると、すっごい優しい顔であたしを見る柊がいて。

あたしも笑ってしまった。


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