fantasista 2






柊に抱かれるのは、やっぱり恥ずかしいし怖い。

でも、今日は今までよりも少しだけ緊張がほぐれていた。

青いユニフォームにやられてしまったからかもしれない。





柊はたくさん甘くて優しいキスをくれ……

そっとあたしの身体に触れる。

触れられた部分が熱を持ち、びくんと身体を震わせる。

そして、少しでも恐怖が押し寄せたら、柊はそっとキスをしてくれた。





「大丈夫だ」




甘い声で柊は言う。

額をこつんと合わせ、軽くキスをする。

あたしを見る柊はいつもの優しい柊で、安心してしまったんだ。

< 272 / 390 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop