fantasista 2







だけど……








「今日、お前ん家行くって言ったよな」




その言葉で我に返る。

そうだ、今日は結婚の報告をしにいく日だ。

反対されることは絶対ないと思うが、あたしに無関心のお母さんだ。

きっと、その反応に傷つけられる。





「俺がいるから大丈夫だ」




柊はまた、そんなことを言ってくれる。




「俺は一生お前を離すつもりはない」





柊がいるからきっと大丈夫。

柊と一緒なら、なんでも乗り越えられる。

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