fantasista 2
それにしても、戸崎は重い。
見た目以上に。
まるで、岩でも運んでいるようだ。
汗をかき、息を切らしながらやっとタクシーが停車している場所にたどり着く。
そして、戸崎をタクシーに入れようとした時……
ギクッ……
腰が変な音を立てた。
それから、あたしを激痛が襲う。
戸崎はだらしなくタクシーの後部座席に寝そべっていて。
悲鳴をあげる腰を庇いながら、あたしもタクシーに転がり込む。
戸崎にキツく当たった罰だ。
泥酔した戸崎に、ぎっくり腰。
……最悪だ。