愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
彼女に話を聞いてほしくて、この三日間に起こったことを包み隠さず話していった。
『えっと……ちょっと待って。あまりの急展開ぶりに頭がついていかないんだけど』
「だよね……」
電話越しでも容易に想像できてしまう。頭を抱えて混乱している紗枝の姿が。
『なんなの? 副社長にキスされた? なのに向こうには彼女がいただと!?』
「……うん」
頭の中を整理するように言葉にした紗枝に頷くと、彼女は声を荒げた。
『嘘でしょ!? 信じられない!! なにそれ、最低! 副社長がそんな人だとは思わなかった!』
副社長を一気に罵る紗枝。けれど大きな溜息を漏らすと、ボソッと囁いた。
『それでも菜穂美は、副社長のことが好きなんでしょ?』
「……え」
驚き呆気にとられてしまうと、紗枝はクスリと笑った。
『菜穂美とはまだまだつき合いは短いけど、顔を見なくたってわかるわよ、あんたの気持ちくらい。副社長のことを話す声を聞いたらね』
「紗枝……」
さらに紗枝は話を続けた。
『えっと……ちょっと待って。あまりの急展開ぶりに頭がついていかないんだけど』
「だよね……」
電話越しでも容易に想像できてしまう。頭を抱えて混乱している紗枝の姿が。
『なんなの? 副社長にキスされた? なのに向こうには彼女がいただと!?』
「……うん」
頭の中を整理するように言葉にした紗枝に頷くと、彼女は声を荒げた。
『嘘でしょ!? 信じられない!! なにそれ、最低! 副社長がそんな人だとは思わなかった!』
副社長を一気に罵る紗枝。けれど大きな溜息を漏らすと、ボソッと囁いた。
『それでも菜穂美は、副社長のことが好きなんでしょ?』
「……え」
驚き呆気にとられてしまうと、紗枝はクスリと笑った。
『菜穂美とはまだまだつき合いは短いけど、顔を見なくたってわかるわよ、あんたの気持ちくらい。副社長のことを話す声を聞いたらね』
「紗枝……」
さらに紗枝は話を続けた。