愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
咄嗟に手にしていたスマホで着信履歴を確認すると、副社長と紗枝が交互に何度か電話をかけてきてくれていた。
「すみません、ずっと寝ていて気付きませんでした」
謝ると副社長は首を横に振った。
「いや、構わない。……無事でよかったよ」
心底安心したように微笑む彼に、胸が鳴ってしまう。それと同時に思い知らされる。やっぱり私は副社長のことが好きだと。
「ありがとうございます。……あの、副社長はもう大丈夫なんですか?」
「あぁ、お前のおかげで。……金曜日は悪かったな。今日お前が休んだのも、俺の風邪が移ったからか?」
申し訳なさそうに眉尻を下げた副社長に手を左右に振った。
「いいえ。違います! これは完全なる自分の不注意でして。あ、でももうすっかり良くなったので」
元気ですアピールをすると副社長は肩を落とした。
「そうか。……元気になったならいいか? 家に上げてもらっても」
「……え」
突然の申し入れにドキッとしてしまう。家に上がる? 副社長が?
「もう少しお前と一緒にいたいから」
ボソッと囁かれたセリフに、目を丸くさせてしまった。
「すみません、ずっと寝ていて気付きませんでした」
謝ると副社長は首を横に振った。
「いや、構わない。……無事でよかったよ」
心底安心したように微笑む彼に、胸が鳴ってしまう。それと同時に思い知らされる。やっぱり私は副社長のことが好きだと。
「ありがとうございます。……あの、副社長はもう大丈夫なんですか?」
「あぁ、お前のおかげで。……金曜日は悪かったな。今日お前が休んだのも、俺の風邪が移ったからか?」
申し訳なさそうに眉尻を下げた副社長に手を左右に振った。
「いいえ。違います! これは完全なる自分の不注意でして。あ、でももうすっかり良くなったので」
元気ですアピールをすると副社長は肩を落とした。
「そうか。……元気になったならいいか? 家に上げてもらっても」
「……え」
突然の申し入れにドキッとしてしまう。家に上がる? 副社長が?
「もう少しお前と一緒にいたいから」
ボソッと囁かれたセリフに、目を丸くさせてしまった。