愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
「なにを言っているんだ? 俺に彼女なんているわけないだろう」
「……っ嘘つかないでください! だって私会いましたから! ……副社長の家で」
「俺の家? ……それって金曜日か?」
尋ねてきた彼にコクリと頷くと、なぜか副社長は頭を抱えた。
「違う、あれは彼女じゃないから」
「え、でもっ……! 副社長のこと〝和くん〟って呼んでいましたし……」
しどろもどろになりながら言うと、副社長は深い溜息を漏らした。
「小山、それ妹だから」
「…………へ?」
まさかの話に随分と間抜けな声が出てしまった。そんな私に副社長は繰り返す。
「だから俺の妹。あいつ、いい歳してブラコンなんだよ」
「え……妹って……えぇっ!?」
思わず大きな声を出してしまったものの、すぐに今が夜で玄関先ということを思い出し、バッと両手で口もとを覆った。
「とりあえず妹の件も話したいから、家に上げてくれないか? ここじゃなんだし」
「は、はい」
頭の中はいまだにパニック状態。けれど私もちゃんと副社長から話を聞きたい。
副社長を招き入れたものの、自分の家に彼がいる違和感に、落ち着かなくなる。
「……っ嘘つかないでください! だって私会いましたから! ……副社長の家で」
「俺の家? ……それって金曜日か?」
尋ねてきた彼にコクリと頷くと、なぜか副社長は頭を抱えた。
「違う、あれは彼女じゃないから」
「え、でもっ……! 副社長のこと〝和くん〟って呼んでいましたし……」
しどろもどろになりながら言うと、副社長は深い溜息を漏らした。
「小山、それ妹だから」
「…………へ?」
まさかの話に随分と間抜けな声が出てしまった。そんな私に副社長は繰り返す。
「だから俺の妹。あいつ、いい歳してブラコンなんだよ」
「え……妹って……えぇっ!?」
思わず大きな声を出してしまったものの、すぐに今が夜で玄関先ということを思い出し、バッと両手で口もとを覆った。
「とりあえず妹の件も話したいから、家に上げてくれないか? ここじゃなんだし」
「は、はい」
頭の中はいまだにパニック状態。けれど私もちゃんと副社長から話を聞きたい。
副社長を招き入れたものの、自分の家に彼がいる違和感に、落ち着かなくなる。