愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
お母さんの話に、胸がトクンと鳴ってしまった。

そうなのかな。私はもちろん彼のそばにいられるだけで幸せいっぱいで。……和幸くんも、幸せって思ってくれているのかな?

疑問に思っていると、お母さんがすかさず言った。


「言っておくけど、本当だからね? さっきだってあんなに声を上げて楽しそうに笑う姿、久し振りに見たわ。大きくなるにつれて親の前では滅多に笑わなくなっちゃったから。……でもまさかお茶菓子と下着を間違って持ってきちゃうとは……。和幸も想定外だったんでしょうね」


思い出したようにクスリと笑うお母さんに、居たたまれなくなる。

しかも紗枝に乗せられて買ってしまった勝負下着だったから余計に。


「不器用でバカ真面目で。ちょっと気難しいところもあるかもしれないけど、これからも和幸のこと、よろしくお願いします」

「そんな、こちらこそ……っ!」

深々と頭を下げてきたお母さんに、慌てて私も頭を下げた。

けれどお互い顔を上げ目が合うと、どちらからともなく笑ってしまった。
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