愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
なに? どういうこと!? どうして私、代表と田中さんと一緒にエレベーターに乗っちゃっているわけ!?
混乱している間にエントランスや代表室がある三十階に辿り着き、先ほどと同じように代表に背中を押され降りると、真っ直ぐエントランスへと向かっていく。
「田中、たしか貰い物のクッキーがあったよな? あれを出してくれ」
「かしこまりました。ご一緒に紅茶もお持ちいたします」
ワケも分からぬままふたりと一緒にエントランスを抜けていくと、当然社員たちは驚き、私を見てくる。
そうだよね、普通に見てきますよね。
私だって代表に背中を押されながら足を進めている現状が、不思議で仕方ないのだから。
感じる視線なんてなんのその。
代表は気にする素振りも見せず真っ直ぐ奥にある代表室へ向かうと、スマートにドアを開けてくれた。
「どうぞ」
「す、すみません……」
ニッコリ微笑まれてしまい、萎縮しながらも初めて代表室へ足を踏み入れた。
混乱している間にエントランスや代表室がある三十階に辿り着き、先ほどと同じように代表に背中を押され降りると、真っ直ぐエントランスへと向かっていく。
「田中、たしか貰い物のクッキーがあったよな? あれを出してくれ」
「かしこまりました。ご一緒に紅茶もお持ちいたします」
ワケも分からぬままふたりと一緒にエントランスを抜けていくと、当然社員たちは驚き、私を見てくる。
そうだよね、普通に見てきますよね。
私だって代表に背中を押されながら足を進めている現状が、不思議で仕方ないのだから。
感じる視線なんてなんのその。
代表は気にする素振りも見せず真っ直ぐ奥にある代表室へ向かうと、スマートにドアを開けてくれた。
「どうぞ」
「す、すみません……」
ニッコリ微笑まれてしまい、萎縮しながらも初めて代表室へ足を踏み入れた。