愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
愛里ちゃんも同じことを思っているようで、意気消沈しちゃっている。

そんな私たちに美和子ちゃんは言った。

「愛里ちゃんの彼氏、包容力ありそうだし、もっと自分の本音を打ち明けた情がいいと思うよ?」

「……うん、そうだよね。そうしてみる」


たしかにオーナーさんは包容力ありそうな人だった。それに優しそうだし、どんな愛里ちゃんも受け入れてくれそう。

すると美和子ちゃんは今度は私に厳しい眼差しを向けてきた。

「それと菜穂美ちゃん!」

「は、はい!」

思わず返事をしてしまう。


「お兄ちゃんは昔からなんでもデキちゃうような人で。……周囲から羨まれたり、煙たがれたりすることもあったみたい。人の気持ちに敏感で、よく相手の気持ちを見抜いちゃう人なの。……だからこそお兄ちゃんには、なんでも話してあげてほしい。お兄ちゃんは、どんな菜穂美ちゃんだって受け入れちゃうくらい、大好きなはずだから」


「美和子ちゃん……」

にっこり笑って話す彼女に気恥ずかしくなってしまう。
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