愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
「そうだね、和幸ってあまり感情を表に出さないから余計に伝わってきちゃうよね。あぁ、菜穂美ちゃんのこと本当に好きで好きで仕方ないんだなって」

同調するように頷く愛里ちゃんに、美和子ちゃんは声を弾ませた。


「そうなの! お兄ちゃんって普段、なにを考えているのかわからないときがあるじゃない? でも菜穂美ちゃんの前では感情ダダ漏れでさ」

「なんか想像できる、和幸の姿が」

和幸くんのことで盛り上がるふたり。

そんなふたりを前に、頭の中は和幸くんのことでいっぱい。

「嫌にならないかな……? こんなワガママなこと言っても」


どうしても自分の気持ちを伝えることに抵抗を感じてしまい、ポツリと弱音を吐いてしまうと、すぐにふたりは言った。

「お兄ちゃんはそんな心の狭い人じゃないから」

「和幸って意外とあぁ見えて、寂しがり屋なのよ。逆に話してくれない方が嫌なんじゃないのかな」

そうなのかな。大丈夫なのかな? 和幸くんに自分の気持ちを話しちゃっても。
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