愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
ふたりに言われてもすぐに「そうだよね」とは言えず、俯いてしまったときだった。
「やっと見つけた」
「――え、わっ!?」
突然聞こえてきた溜息交じりの声と、掴まれた腕。あっという間に立ち上がらされてしまった。
心臓がバグバグ鳴る中、腕を掴んだ人物を視界が捉えた瞬間、目を丸くさせてしまう。
「……どうしてここに?」
思わず漏れてしまった声。それもそのはず。だって私の腕を掴んでいたのは和幸くんだったのだから。
呆然としてしまっていると、美和子ちゃんがニヤニヤ笑いながら説明してくれた。
「えへへ、実は私がここに来てすぐお兄ちゃんに連絡しておいたの。菜穂美ちゃんは預かっているよーって」
「えっ……?」
美和子ちゃんが?
「お兄ちゃん、菜穂美ちゃん連れていっていいよ。あ、だけど条件としてちゃんと菜穂美ちゃんの話を聞いてあげてね」
「そうだぞ、和幸」
口々に話すふたりにギョッとしてしまう中、和幸くんは私のバッグを持ち、美和子ちゃんに一万円札を二枚渡した。
「やっと見つけた」
「――え、わっ!?」
突然聞こえてきた溜息交じりの声と、掴まれた腕。あっという間に立ち上がらされてしまった。
心臓がバグバグ鳴る中、腕を掴んだ人物を視界が捉えた瞬間、目を丸くさせてしまう。
「……どうしてここに?」
思わず漏れてしまった声。それもそのはず。だって私の腕を掴んでいたのは和幸くんだったのだから。
呆然としてしまっていると、美和子ちゃんがニヤニヤ笑いながら説明してくれた。
「えへへ、実は私がここに来てすぐお兄ちゃんに連絡しておいたの。菜穂美ちゃんは預かっているよーって」
「えっ……?」
美和子ちゃんが?
「お兄ちゃん、菜穂美ちゃん連れていっていいよ。あ、だけど条件としてちゃんと菜穂美ちゃんの話を聞いてあげてね」
「そうだぞ、和幸」
口々に話すふたりにギョッとしてしまう中、和幸くんは私のバッグを持ち、美和子ちゃんに一万円札を二枚渡した。