【11/7改訂版】お願いダーリン! ~大好きな上司に片思い~
「あき……らさ……ん?」
「結花、やっぱり俺じゃダメ?俺が待たせすぎたから他の男が良くなった?」
晃のその言葉に、ピタっと涙もとまり、結花はポカンと晃を見上げた。

「え?何?……それ?」
「急に、結花の態度が変わる原因なんてそれぐらいしか俺には思いつかなくて……」
悲しそうに言葉を発した晃は、まっすぐ結花を見ると、

「でも、俺は結花を離したくない。結花が好きなん……」
「ちょ!ちょっと待ってください!晃さん!」

遮るように言葉を重ねた結花を、晃も見つめた。
「なんでそんな話になるんですか?私は晃さんはまだ塔子先輩の事が……」

「はあ?塔子?なんで塔子が……」

そこまで言ってやっと晃は納得したように、大きくため息をついて結花を抱きしめた。

「結花、やきもちやいてくれた?」
「……はい」
更に強く晃は結花を抱きしめる。
「よかったぁ」
本当に安堵した晃の言葉に結花はまだ涙が溢れた。
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