【11/7改訂版】お願いダーリン! ~大好きな上司に片思い~
「何って……」

(こんな嫉妬みたいな事を言って、晃さんに嫌われたくない。これだから子供はって……)

唇をギュっと噛み言葉を選んでる結花の唇に、そっと晃の唇が触れた。
「結花、血が出る。噛まないで」
そっと舌で舐めるようにキスをされ、結花はまた涙が溢れた。
「今日の昼も泣いてただろ?なんで泣いてる?」
「うっ……」
嗚咽を漏らすように、泣きだした結花に、晃も軽くため息をついた。
そのため息に、結花はまた悲しくなり、涙が更に溢れた。

(こんな風に、泣くから子供なんだよ。私……)

そう思っても、止まらない涙に自分自身で困り果てていると、ふっと腕が緩むのを感じた。

結花は不安になりそっと晃を見上げると、切なげで、悲し気な瞳とぶつかった。
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