俺様ドクターに捕獲されました



* * *



それから一週間後。ベッドで眠っていると、唇にひんやりとした柔らかいなにかが触れた感触で沈んでいた意識が浮上した。


それが、頬に移動して、耳から首筋をなでていく。その感覚にゾワリと肌が粟立つ。

「ん、ふ……やっ、な、に?」

寝ぼけ眼で呟くと、また唇にひんやりとした感触が触れる。クスリと笑ったその人の吐息が、頬に触れた。

「かわい……」

それから頭と顔をグシャグシャとなでられて、半分夢の中にいた意識が否応なしに現実に引き戻される。目を開けると、彼の整った顔が焦点が合わないほどの間近にあった。


「……おかえり」

「ただいま。眠そうだな、目がトロンとしてる」

「眠いよ。今、何時?」

「三時過ぎ。ごめんな、でも寝ぼけてるりいがかわいいから、ついな」

「ん、顔見れるからいいけど。優ちゃん、最近、前にも増して働きすぎじゃない? 身体が心配だよ」

「ああ。でも、今が正念場なんだ……。もう少ししたら落ち着くから、そしたらいっぱい癒してくれ。とりあえず、キスして、りい」

「うん」


ソッと唇を重ねると、彼の唇が冷たくてひんやりしている。さっき感じた冷たさはこれか。ていうか、ボディーソープの香りはするから、お風呂に入ったんだよね。

それで、これ?

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