月の瞳を持つ少女






「まあ、何はともあれおふたりが一緒なら私たち怒られずに済むかもね!」







「うん。」












詩乃はセルシオにさっと乗り込む












…………










「ねえ、詩乃。」






「なに?月 」









「姫の声は聞いたの? 」














なんだか、嫌な予感がした

























「ううん。インターフォンごしに私が話しかけてただけ。
全然反応してくれなかった……」













最悪だ








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