彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)
勝ててよかった。
(私が勝たないと涼子ちゃんがー)
「そうだ、涼子ちゃん!?」
急いで金庫へとかけよるが、その扉を見て愕然とした。
「暗証番号を入力するタイプか!?」
(これじゃあ、すぐに助け出せない。)
急いで軒猿の元へ戻る。
「おい、起きろ!パスワードを教えなさい!」
「ひゅわわわ・・・・!」
「起きろってば!!涼子ちゃんが死んじゃうじゃないかぁー!?忍者なら、蹴られたぐらいでダウンしてどうすんの!?」
「忍者は関係ないでしょう?」
私の言葉に、異論の声が返ってくる。
「男なら・・・オスの部分を持ってる人間なら、そこを攻撃されたらイチコロじゃない?」
「だ、誰だ!?」
声のした方を、出入り口を見る。
「ファールカップをつけてたのね。龍星軍4代目総長・凛道蓮さん?」
「『ファールカップ』って・・・・」
〔☆良い子のためのワンポイント解説☆〕
ファールカップ:股間への攻撃を防ぐためのパンツのことだよん♪
「そうでしょう?」
「そ、そうです・・・」
よくわからないけど、そう答えておこう。
成り行きで答えるのはロクなことはないけど、良いこともある。
私の本能がそうしろと言っているように思えたのでうなずく。
それに相手はー
「馬鹿な半陰陽・・・自分の忍術を過信しすぎたんだわ・・・」
カツーン、カツーン。
そう言って、ピンヒールをならしながら近づいてくるのは・・・・
「ちゃんと、とどめを刺すまで油断しちゃダメなんだから。」
黒ドレスを着こなしたスタイル抜群の女性。
着ている服と同じ色の髪を1つにまとめ、盛っていた。
年は少し上ぐらいのように思えた。
どこかミステリアスで、見惚れてしまうような美女だった。