彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)
「ほ、他に何がわかりますか、烈司さん!?」
「うーん・・・引きずり込むつもりだったが、邪魔が入ってあきらめたっぽいな。・・・凛たん、この旅行中は海に入れない方が良いな。」
「それもそうだな・・・またリターンしてきたらあぶねぇもんな。」
「わはははは!俺様がブッ飛ばしてもいいぞ!?」
「あんたならできそうだけど、おやめ!こういうのは専門家に任せるものよ!てことで、れーちゃん、除霊して!!」
「モニカに同感だ。凛道に手を出した以上、どちらにしても目障りだ。他に被害が出る前に、消してしまえ、烈司。」
「俺はいいけど・・・他に被害は出ないと思うぜ。」
「え!?どういうことです?」
「あ~凛たんには言いずらいけど・・・・足をつかんだ奴、凛たんを狙って引きずり込もうとしたみてぇなんだよなぁ~」
「「「「あんだとっ!?」」」」
「ぼ、僕、狙い!?」
「そう。」
私の足首から手を離すと、タバコを一本取りだす男前。
「『凛道蓮』以外、用がないみてぇだから・・・海に入らなきゃ、体に手形をつけられることも、海水を飲むこともねぇ。」
「凛道、海の悪霊に恨まれる心当たりはあるか?」
「初めて来た海であるわけないでしょう!?」
「ねぇ・・・そうなると、人間じゃない?」
「わはははは!人間なら、カンタンにぶっ飛ばせるな!!」
「おもしれぇ~~~!俺の弟に手を出したこと、後悔させてー」
「やめとけ。」
「烈司!?」
シュッ!とタバコに火をつけながら烈司さんが言う。
「『関わらない方がいい』って、俺の感は言ってる。」
「ああ!?んだテメー!?こんだけ舐められたのに、弱腰かコラ!?」
「今日の俺、上手く視えないって言っただろう?」
ふーと煙を吐きながら不機嫌そうにするヘビースモーカー。