彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)





無事にお祓いを終え、夕食を迎えた私達。

料理は各部屋に運ばれるのだが、6人一緒に食事をしたかったので別室を用意してもらい、そこで豪華な夕飯となった。





「こちら、松坂牛・近江牛・米沢牛の盛り合わせでございます。」

「わわ、初めて見ました!」

「味はもちろん、黒毛和牛は国産だから安心出来る。なにより、ここは料理人の腕が確かだ。」

「ありがとうございます、獅子島様、みな様も。では、御用の際はいつでもお呼びください。」





そう言って仲居さんと一緒に女将さんが部屋から出て行く。





(普通、食事のお運びまで、女将さんがするのかなぁ・・・・)





「瑞希お兄ちゃん、瑞希お兄ちゃん。」

「どうした?嫌いなもんでも、あったか?食べなきゃダメだぞ?」

「違いますよ。獅子島さん・・・何者ですか?」

「本人に聞けばいいじゃんか?普通に教えてくれるぞ?」





そう言われて獅子島さんを見る。





「なんだ?」

「っ!?」





いつからかわからないけど、私をガン見している獅子島さんがいた。





「俺に何が言いたい・・・・!!?」

「い、いいえ!なにもございません・・・・!」



〔★凛は聞くのをあきらめた★〕



「いいのか、凛?」

「しー!静かに!いいですから!」





のほほんと聞く瑞希お兄ちゃんに、違った意味ですごいと思う。

あの顔を見て平気そうにしていられるのだから。





「凛ちゃん、お肉それだけで足りる?モニカちゃんのをあげよっか?」

「わははははは!悪いなモニカ!」

「あっ!?あっぶないわねぇ~!?あんたにあげるなんて言ってないでしょう!?」





モニカちゃんのお肉をはしで奪おうとする百鬼。

それを間一髪で守り抜くモニカちゃんの反射神経もすごいと思う。





「くだらん。足りないなら、追加で持って来させればいい。」

「わははははは!じゃあ、10人前追加!」

「凛道、どうする?」

「えっ?い、いえ、これだけで十分です・・・」

「って、俺様の話を聞けよ!!」



〔★百鬼はスルーされやすい★〕



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