妹の恋人[完]
リビングへ入ると、テーブルの上にはいつもは無い花が飾ってあって。
から揚げやサラダ、ピザなど俺の好物がたくさん並んでいた。
「うわ~すごいな!」
いつも誕生日は盛大に祝ってくれるけど、今年はなんだかいつもよりもすごい。
「あのね、あのね、カナコがピザ作ったんだよ!」
俺の腕に自分の腕をからませて、カナコがきらきらした顔で俺を見上げてくる。
あまりの可愛さに抱きしめたくなるのを必死で押さえた。
最近、俺がカナコに抱きつくのをあまりいい顔しなくなってきた母さん。
もう2年生になったんだから、とか、俺も中学3年生になったんだから、とぶつぶつと言っていたっけ。
それ以来、なんとなく母さんの前でカナコを抱き抱えたりするのをやめたんだ。
代わりに、反対の手でカナコの頭をなでてあげる。
「すごいな、早く食べたいよ!」
得意げに胸を張るカナコがやっぱりかわいくて。
「じゃあ、食べましょうか!」
キッチンからケーキを持ってきた母さん。
から揚げやサラダ、ピザなど俺の好物がたくさん並んでいた。
「うわ~すごいな!」
いつも誕生日は盛大に祝ってくれるけど、今年はなんだかいつもよりもすごい。
「あのね、あのね、カナコがピザ作ったんだよ!」
俺の腕に自分の腕をからませて、カナコがきらきらした顔で俺を見上げてくる。
あまりの可愛さに抱きしめたくなるのを必死で押さえた。
最近、俺がカナコに抱きつくのをあまりいい顔しなくなってきた母さん。
もう2年生になったんだから、とか、俺も中学3年生になったんだから、とぶつぶつと言っていたっけ。
それ以来、なんとなく母さんの前でカナコを抱き抱えたりするのをやめたんだ。
代わりに、反対の手でカナコの頭をなでてあげる。
「すごいな、早く食べたいよ!」
得意げに胸を張るカナコがやっぱりかわいくて。
「じゃあ、食べましょうか!」
キッチンからケーキを持ってきた母さん。