妹の恋人[完]
合格発表が終わり、気持も落ち着いたころ。
カヨちゃんから夜中に電話がかかってきた。
『遅くにごめんね。今から会いたいの』
突然の夜中の電話も初めてならば、こんな風に今から会いたいなんて言われたのも初めてで。
落ち込んだその声に、何かがあったということは察しがついたけど。
「今どこ?すぐ行くよ」
家にいるという彼女のもとへ行きたいけど、もう終電の時刻も過ぎていて。
静かにリビングへ行くと、父さん達の寝室から声が聞こえたので、ノックして出かけてくることを伝える。
「車のカギを借りてもいい?」
「遅い時間だから、安全運転でね」
母さんの車を借りて、家を出る。
もうすぐ4月だけど、さすがに夜中は冷えて。
カーエアコンを入れて急ぎ気味でカヨちゃんの家へと向かう。
車が温まった頃にはマンションに到着して。
近くにあるコインパーキングに車を止めると、急いでマンションのインターホンを押した。
カヨちゃんから夜中に電話がかかってきた。
『遅くにごめんね。今から会いたいの』
突然の夜中の電話も初めてならば、こんな風に今から会いたいなんて言われたのも初めてで。
落ち込んだその声に、何かがあったということは察しがついたけど。
「今どこ?すぐ行くよ」
家にいるという彼女のもとへ行きたいけど、もう終電の時刻も過ぎていて。
静かにリビングへ行くと、父さん達の寝室から声が聞こえたので、ノックして出かけてくることを伝える。
「車のカギを借りてもいい?」
「遅い時間だから、安全運転でね」
母さんの車を借りて、家を出る。
もうすぐ4月だけど、さすがに夜中は冷えて。
カーエアコンを入れて急ぎ気味でカヨちゃんの家へと向かう。
車が温まった頃にはマンションに到着して。
近くにあるコインパーキングに車を止めると、急いでマンションのインターホンを押した。