妹の恋人[完]
ラッピングしてもらった後、同じペンを自分にも購入して。

母さんたちへのプレゼントを探すべく、以前にプレゼントしたブリザーブドフラワーを見ていた。

母さんとハナちゃんのお母さんには、すこし大きめなものを、カナコとハナちゃんには小さなものを購入。

去年プレゼントしたものは、母さんもカナコも気に入って飾ってくれているので、隣に並べてもおかしくないものを選んだけど、どうかな?

これで、クリスマスぷぜ連との心配はなくなった。

大きな紙袋を下げ、バスに乗り込むと空から白い雪が降ってきて。

「あ」

思わず、声を出してしまった。

俺の声に反応した、近くに座っていた知らない人も、顔をあげて窓から外を眺めて。

「降ってきましたね」

母さんくらいの歳だろうか。

優しい笑顔の女性に微笑まれて、ちょっと恥ずかしかった。




世間では明日がクリスマスイブ。

俺は、塾で受験生の子供たちとお勉強。

とにかく真剣で、皆に負けないように必死に授業を行っている。
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