ナミダ列車
「学校なんて行きたくないよ…」
「まぁ〜た、それかい」
「だって、休み時間にお絵かきしてたら友達みーんな笑うんだもん。ミユちゃんは変な子だ〜って」
「気にしなければえかんべ」
「気にするの〜」
よく見ると、私の隣に座っている女の子は、身体のサイズにあっていない大きなスケッチブックを抱えていた。
学校というワードと、物をはっきりと言っている様子からして、彼女は小学校2〜3年生くらいなのだろう。
……絵が、好きなのかな。
「友達はみーんなミユのことを分かってくれない。だから、キライ!しかもヘタクソって馬鹿にするんだ!行きたくない!宿題もやりたくない!」
「ミユ…」
「そんなんだったらずっとお絵かきしてた方がいいもん!こんな気持ち誰にも分かんないんだっ」