副社長のイジワルな溺愛

【無理なんてしていないよ。一秒でも君と過ごしたいし、できるなら一緒に眠りたい。抱きしめていたい】

 返された文字の並びに、一瞬で頬が火照っていく。


 冷徹なんて表の顔。
 彼は私の予想を大幅に裏切って、優しく甘く熱く想いを告げてくる。


【お返事ができるだけ早く返せるようにします】

 読んでそのままにはできず、私なりの誠意を返して深く息を吸った。



 ドキドキする。
 副社長の顔を思い出すだけで、ぼんやりとしてしまうようになった。
 メールを見れば、彼の声が耳元で鳴るような気もする。

 倉沢さんに向いていた心が、いつの間にか副社長に向きはじめているような感じがするけど、少しも嫌だとは思わなかった。


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