深夜零時の呪い~止まらない負の連鎖~
それで…なんだっけ…
その先の夢の内容を思い出そうとしたけど
途中で
あれ?と違和感を感じた。
…っていうか私
昨日の夜…なにしてたっけ…?
寝起き特有のぼんやり感はこういう時に
嫌になる。
時々自分の前日の記憶がふと
思い出せなかったりするんだよね。
でもそれはずっと続くわけはなく、
どんどん靄が晴れていくように
さぁっと明確になっていく。
そして、隣から聞こえる安らかな寝息と
温かな体温が
私の昨日の夜の記憶を呼び戻した。
…あっ…!
途端に蘇る昨日の夜。
そうだ、確か柚姫と莉香と…!
完全に思い出した頃、
…私はある最悪の状態に気づいてしまった。
呟かずには居られなかった。
「……え…」
布団の中にいる私。
そして、隣…壁側から伝わる体温。
すうっと心臓が冷えていく。
壁側にいるのは…莉香。
でも…反対側からは温もりを感じ、ない…
ドクドクと心臓が早鐘のように唸る。
眠気なんて一瞬で吹っ飛んだ私は
わなわなと呟いた。
「ゆ…ゆず……き…?」