深夜零時の呪い~止まらない負の連鎖~


紗来の血筋を…守れなかった?


魔莉乃の言葉を何度も繰り返して
確認していくと
やはり繋がってしまうんだ。


守れなかった紗来の血筋。
そしていなくなった柚姫。


私の推測でしかないけど1度考えてしまうと
そうとしか思えなくなる。


魔莉乃、未菜、紗来、富寿、奏汰
この5人は私達の親ではないか。


そう考えた時に気づくべきだったんだ。
この状況で明白になってしまった事実に…


紗来の血筋……
このタイミングでいなくなった柚姫。


ドアを握る手に汗が滲む。


…その時だった。


私の思考を遮るくらいの悲鳴が聞こえてきたんだ。


「…なんでっ!どこにいるのよ柚姫ぃい!」


階段の下からでも十分すぎるくらいに聞こえる莉香の悲鳴に近い叫び声。


その声が聞こえたと同時に
私の手は迷いを捨ててドアノブを右へと
捻っていた。


莉香が何故こんな声を上げたのかわかってしまったから…。


茶色の木製の階段を早足で駆け下りると
リビングの真ん中でうずくまっている
莉香の背中が見えた。



< 119 / 318 >

この作品をシェア

pagetop