深夜零時の呪い~止まらない負の連鎖~
…これ、はなに……?
朝慌てて履いてきた白いスニーカーを
赤い液体が染めてゆく。
床を伝い奥へ奥へと流れていくその
液体は恢斗達の方から流れていて。
それが何か理解出来なかった。
呆然と足をどけることもなく
立ちすくむ私の足元を覗き込んだ莉香が
「……え?…これって……ひっ……」
そう、後ろにのけぞって声をあげる。
……鉄臭い、液体。
私はこの液体を何度も見たことがある。
体育祭で転んだ時…
家庭科の授業で刃物で怪我をした時…
そんな時に微量に流れ出すはずの
液体は尋常じゃない量だった。
私の足元を見ていた莉香も
自分の靴を見て絶句する。
「…や、だ……なんでこんなに、血が…!」
自分の叫び声は思った程響いた。
「…いやぁっ」
莉香も私と同じように叫び靴を左右に
振る。
これは、この液体は……
血だ……!
今まで何度も見た事があるから
わかる。
…でも…なんで、こんなに…??
赤黒い血はここ一帯を自由に流れていく。
その量は怪我の比ではない…
「……来ない方が身のためですよ」