深夜零時の呪い~止まらない負の連鎖~
智弘…


ほんとに優しいんだよな。


恢斗の思いにもしっかり
向き合って


叶えようとしてるんだ。


なら、私がするべき事は……


「私も、零時10分前にトンネルから出るなら、付き合うよ。」



「えっ!?」


柚姫と莉香がこっちを見て


驚いている。


私だって怖くないわけじゃないけど…


みんなが一緒なら、
どうってことない気がしてきた。


「…澪夜」


目を丸くしてこっちを見てる
智弘と目を合わせ、しっかりと
ひとつ頷く。


「…はぁ~…」


恢斗は1つ大きくため息をついた。


「仕方ありませんね…皆さんが付き合ってくださるなら、その条件を飲みましょう。」


「おし!じゃあ決まりだな」


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