深夜零時の呪い~止まらない負の連鎖~
「それにしてもほんとに長いですね……
もしかしたらもう…
私達はトンネルに
閉じ込められてたりしてね…。ふふっ」
その口元は
やはり不気味な笑みを浮かべていて。
息を吐くように
恐ろしい一言を口にしたんだ。
「………やっやめてよっ!そんなわけ…」
恢斗の言葉にまたしても
皆が固まった。
私も思わず反論した。
……だって…
そんなこと、あるわけないから……!!
そう、そんなわけ、ない。
だってこれは、肝試しのようなものだから。
入る前にも言い聞かせた言葉を
また自分に叩き込む。
そう思ってるはずなのに
体はいつのまにかガタガタと
底知れない恐怖を示し、
小刻みに震えていたんだ。